干物の種類
干物の種類
(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)
素干し
昔からの干物であり、保存性を重視し細菌類の繁殖を抑えるため、長い日数をかけて干し、かなりの水分を抜いていたが、風味が抜け身が硬くなり食感が悪くなる欠点がある。生干し(若干し)や一夜干し
現在一般的とされる製法。 軽く水分を抜くだけにとどめたもので、保存が効かないため、冷凍庫や冷蔵庫での貯蔵が必要となっている。丸干し
内臓を取らずに生干しした干物。(きびなごの丸干しなど)開き干し
内臓を取り、開いて干した干物。(アジの干物、カマスの干物など)調味干し
調味液に漬け、干した干物。(くさやなど)味醂干し
味醂に漬け込み、干したもの。小魚を開いて作った味醂干しのことを桜干しとも言う。寒風干し
潮風に当てて干したもの。(鮭とばなど)塩干し
塩漬けにしたものを干した干物。焼き干し
焼いて水分を抜いたもの。凍干し
乾物と同じ方法で何度も凍結させて乾燥させたもの。煮干し
煮てから乾燥させたもの。
外国の干物
干物は梅干や漬け物、味噌汁などと並ぶ日本の伝統的な食べ物ですが、
外国でもアジア、アフリカ、ヨーロッパなどの漁業の盛んな地域では様々なタイプの干物が作られるそうです。
中国(マカオ・広東省)
咸魚(ハームユー、シエンユー)…塩の中に直接漬けた後に、天日干ししたもので、塩分が強い。ポルトガル
バカリャウ(Bacalhau)…ポルトガルのタラの干物。グラタン風など、各種料理に再加工される。 同様のものがイタリアではバッカラ(Baccalà)、スペインではバカラオ(Bacalao)の名で作られている。セネガル
タンバジャン…ボラの干物。一昼夜塩漬けしたのち天日で乾燥させる。
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